日本の伝統的な祭り(祭礼)に登場する生物(植物・動物・儀礼食など)をとりあげて、人と自然との共生の知恵を学びます。また同時に、近代化とともに変化した自然環境や、そのことによって引き起こされる新たな課題を学ぶことで、伝統知と未来の社会づくりとの結節点を探り、課題解決の担い手を育てます。第7 回目のワークショップでは、愛知県海部郡蟹江町の「須成祭」をテーマに、祭りのご神体として刈り取られる葭(ヨシ) を通して、川文化とサステナビリティについて考えました。
開催日時:2022年10月1日(土) 10:00~15:30
会場:冨吉建速神社・八劔社 社務所
プログラム:
10:00 第1部:学びのセッション「須成祭に見る生物多様性」
・開会挨拶と趣旨説明
古澤礼太(中部ESD 拠点事務局長、中部大学准教授)
・講演「須成祭の魅力」
講師:大野麻子(蟹江町教育委員会生涯学習課・課長補佐兼歴史民俗係長兼
文化財保護係長・蟹江町歴史民俗資料館主任学芸員)
・講演「ヨシの水質浄化と生物多様性」
講師:上野薫(中部大学応用生物学部 准教授)
12:00 第2 部:食の交流セッション「須成祭と地域ゆかりの料理を食べよう!」
13:00 第3 部:体験セッション「ちまき作り(真菰編)とヨシ原見学」
講師:馬場恒幸( 須成文化財保護委員会・須成敬神会)
・葭刈神事で配られるちまちの作成
・ヨシ原見学
・蟹江川でのゴミ拾い
16:00 終了