- 開催日時:2022年2月11日
- 開催地:オンライン(中部大学 不言実行館)
2022年2月11日に『伊勢・三河湾流域圏 SDGs 生物文化多様性フォーラム』を開催しました。また、「まん延防止等重点処置」の発令に伴い、無観客のオンラインでおこないました。中部大学の不言実行館において、『中部ESD拠点
SDGsフォーラム2022』との同時開催でした。これは、基調講演に京都精華大学学長のウスビ・サコ氏をお迎えし、「SDGs時代の異文化理解とパートナーシップ」と題するご講演をいただき、第6期の「中部サステナ政策塾」の学びの成果発表会し、SDGsに関わるこの地域のさまざまな課題や活動事例を持ち寄り、地域の包括的な課題解決に向けたSDGs活動の今後の展望を議論しました。
本フォーラムは2年間のプロジェクトの中間報告であり、日本の伝統的な祭りを通して生物多様性と文化多様性を考え、生物文化多様性の保全を実現し、SDGs
に貢献する方法を議論しました。
中部ESD拠点事務局長の古澤礼太氏より、「SDGs の達成に向けた日本の祭りと生物多様性プロジェクト」の概要を説明後、中部サステナ政策塾「環境グループ」による活動発表がありました。中部サステナ政策塾は、地域の課題解決に向けて、SDGsに基づいた政策提言をできる若者を育てるプロジェクトです。塾ではいくつかのグループをつくり、取り組みをおこないましたが、環境グループでは、祭りと生物多様性プロジェクトをおこないました。
パネルディスカッションでは、各分野の有識者が対話をおこないました。コーディネーターに元犬山市長の石田芳弘氏、パネラーには、元愛知県環境部長の藤井敏夫氏、郷土史家の諸戸靖氏、中部ESD拠点運営委員の森山昭彦氏です。
対話では、祭りとSDGsを考える上で、祭りという伝統的文化の継承の視点と、八百万の神である自然に感謝という視点から、豊かな自然・生物を保全していくことが重要である事について、意見が交換されました。
また、時の流れとともに常に変化をしていくのが生物であり、変わらない普遍的なものもあるといえども、時代とともに変化をしていくのが文化であり、祭りであるといった話しもありました。